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- 頭痛専門外来
誰もが一度は頭痛を経験したことがあるのではないでしょうか。発熱、打撲、二日酔い、ストレスや睡眠不足、気圧の変動、ホルモンバランスの変化等その原因は様々ですが、日本人でいわゆる「頭痛持ち」はおよそ3,000万人に及ぶとされています。特に20代から50代に多く、市販の頭痛薬で痛みを紛らわせ、約7割の方は病院を受診したことがないというのが現状です。
頭痛は単なる症状ではなく、日常生活の質(QOL)を大きく左右する疾患です。また、生命を脅かす重篤な疾患が原因となっていることもあります。
当院の頭痛専門外来では、丁寧な問診、診察ならびにCT・MRI等の画像検査を通じて診断を行います。頭痛ガイドラインに準拠した最新の治療法を取り入れつつ、一人ひとりの症状やライフスタイルに寄り添った最適な治療法をご提案いたします。
このような症状のある方はご相談ください。
- 突然の激しい頭痛
- いつもの頭痛とは異なる頭痛
- 繰り返す頭痛で日常生活に支障を来している
- 市販薬を頻繁に服用しているが改善しない
- 頭痛以外の症状を伴っている(嘔気、顔や手足の痺れ・麻痺、言語障害、視障害など)
頭痛の種類
頭痛は国際頭痛分類(ICHD-3)に則り、以下のように分類されます。
- 一次性頭痛(明らかな病因がない頭痛)
- 片頭痛(Migraine)
- 前兆のある片頭痛
- 前兆のない片頭痛
- 慢性片頭痛 など
- 緊張型頭痛(Tension-type headache)
- 反復性緊張型頭痛
- 慢性緊張型頭痛
- 三叉神経・自律神経性頭痛(Trigeminal autonomic cephalalgias)
- 群発頭痛 など
- 二次性頭痛(明確な原因がある頭痛)
- 頭頸部部外傷・傷害による頭痛
- 血管障害(くも膜下出血、脳梗塞、脳静脈血栓症など)による頭痛
- 非血管性頭蓋内疾患(脳腫瘍、髄膜炎など)による頭痛
- 薬物乱用頭痛(MOH)
- 感染症(髄膜炎など)による頭痛
緊張型頭痛
一次性頭痛のうち最多で、WHOによると世界人口の有病率は38%とされています。
頭全体が締め付けられるような痛みが特徴です。ストレス、不良姿勢、眼精疲労、睡眠不足などが主な原因とされています。
治療
- 薬物療法
- 鎮痛薬(アセトアミノフェン、NSAIDsなど)
- 筋弛緩薬(チザニジンなど)
- 予防療法として三環系抗うつ薬(アミトリプチリンなど)
- 非薬物療法
- ストレス管理(リラクゼーション、心理療法)
- 姿勢改善(ストレッチ、運動療法)
- マッサージや理学療法
- 認知行動療法
片頭痛
日本人の片頭痛有病率は約8~9%とされ、特に20代~40代の女性に多くみられます。家族内発症が多く、遺伝的要因が関与しているとも考えられています。
発作の特徴
- 片側性または両側性のズキズキする痛み
- 身体活動で悪化
- 吐き気・嘔吐を伴うことがある
- 光や音に過敏になる
- 閃輝暗点(ギザギザ、キラキラの光が視界に現れ見えづらくなる)が発作前に起こることがある
天候や生活習慣の影響
- 気圧の変化(低気圧時)で悪化する傾向
- 睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの変化(月経周期)による影響
- アルコールや特定の食品(チョコレート、チーズ、カフェインなど)で誘発される場合がある
治療
- 急性期治療
- 鎮痛薬(アセトアミノフェン、NSAIDsなど)
- 制吐剤
- トリプタン系製剤
- ラスミジタン(レイボー®)
- セルフケア(部屋の照明を暗くする、安静にする、頭を冷やす)
- 予防療法
片頭痛発作時の対策のみでは日常生活への支障が改善されない場合、片頭痛発作をできる限り起こさないようにする治療(予防療法)が必要となります。
予防療法は、発作回数を減らし頭痛の程度を軽くする、急性期治療薬の効果を高める、発作による日常生活への支障を減らすことを目的とします。
- カルシウム拮抗薬(ロメリジン)
- β遮断薬(プロプラノロール)
- 抗てんかん薬(バルプロ酸)
- 抗うつ剤(アミトリプチン)
- CGRP関連抗体製剤
- リラクゼーション(ヨガ、ストレッチ)
- 生活習慣の改善(不規則な食生活を避ける、寝不足や寝過ぎを控える、禁煙、日頃から適度の運動を心がける、発作誘因となること(アルコール摂取、炎天下の外出、人込み)を避ける
群発頭痛
群発頭痛は、頭痛発作が群発することが名称の由来となっています。20~30才代に多く、約85%は男性とされていましたが、最近の調査では男女差が縮小してきて女性の群発頭痛も稀ではありません。
眼周囲~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週から数ヵ月の期間群発することが特徴です。一度発症するとその期間中ほとんど毎日、ほぼ同じ時間帯に激しい頭痛におそわれます。頭痛発作時は落ち着かず興奮したような状態になる方が多く、動けなくなる片頭痛とは対照的です。片側の眼の奥が強烈に痛み、同じ側の眼や鼻に涙・鼻水・鼻づまりなどの症状が現れます。発作が起こっている期間にアルコールを飲むと、高頻度で頭痛発作が起こります。
発作の特徴
- 片側の眼の奥やその周囲、側頭部のいずれかを中心に激しい痛みが起こり、15~180分持続
- 頭痛と同側に以下の症状を少なくとも1つ伴う
- 結膜充血または流涙
- 鼻閉または鼻漏
- 眼瞼浮腫
- 前頭部および顔面の発汗
- 縮瞳または眼瞼下垂
- 発作中落ち着きがない、あるいは興奮した様子
- 発作頻度は2日に1回~1日8回まで
治療
- 急性期治療
- トリプタン系製剤(皮下注射、点鼻)
- 純酸素吸入
- 予防療法
- カルシウム拮抗薬(ベラパミル);適用外使用
- 副腎皮質ステロイド:有効とされるもエビデンスはない
- 炭酸リチウム:慢性群発頭痛に推奨される
- バルプロ散
薬物乱用頭痛(MOH)
薬物乱用頭痛(MOH: Medication Overuse Headache)は、頭痛薬の過剰な使用により引き起こされる頭痛です。市販薬や処方薬を長期間頻繁に使用することで、頭痛の頻度が増し、薬が効きにくくなる悪循環に陥ることがあります。
MOHの特徴
- 頭痛の頻度が増え、薬が効きにくいと感じる
- 朝起きたときから頭痛がある
- 3カ月以上もの間、月10回以上頭痛薬を服用している
MOHの治療
- 医師の指導のもと原因薬物の中止・減薬
- 予防薬投与
- 生活習慣の見直し(睡眠、食事、運動、ストレス管理など)
二次性頭痛
頭痛の中には生命に関わるような重大な疾患が原因となっているものがあります。以下のような症状がある場合は、二次性頭痛の可能性が高いと思われます。
- 突然の激しい頭痛
- 意識障害や痙攣を伴う頭痛
- 手足の麻痺や痺れ、言語障害、その他の神経症状を伴う頭痛
- 発熱を伴う頭痛
- 外傷後に発生した頭痛
- 日増しに増悪する頭痛
特に危険な頭痛として、突然これまで経験したことがないような強い痛みを感じたとき、くも膜下出血などの緊急性の高い場合が考えられます。CTやMRI検査が可能な施設を速やかに受診する必要があります。
CTとMRIの違い ― 頭痛検査の観点から
脳の検査をする際、「CTとMRIのどちらを受けるべきか?」と疑問に思う方が多くいらっしゃいます。両者にはそれぞれ特徴があり、症状に応じて使い分けます。
CT(コンピューター断層撮影) | MRI(磁気共鳴画像診断) | |
原理 | X線を使用して断層画像を撮影 | 磁場と電波を用いて詳細な画像を取得 |
被ばく | あり | なし |
撮影時間 | 数分 | 数十分 |
メリット | 検査時間が短い 脳出血やくも膜下出血の診断に有用 外傷による異常を直ぐに確認できる 救急時や意識障害がある場合に有用 |
脳の詳細な構造を観察できる 造影剤なしで脳血管の評価可能 急性期脳梗塞の評価に有用 微小病変を確認できる |
デメリット | 放射線被ばくがある 急性期脳梗塞や微小病変の判定困難 脳血管の評価には造影剤が必要 |
検査時間が長い 閉所恐怖症の方には負担が大きい 体内に金属があると受けられない場合あり |
どちらを選ぶべき?
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当院では、症状に応じて最適な検査を検討したうえで診断・治療を行います。
さらに詳しい検査や手術を要す場合には、関連医療機関をご紹介いたします。
頭痛に関するご質問は、お気軽にご相談ください。
片頭痛予防薬(CGRP関連抗体製剤)について
当院ではCGRP関連抗体製剤による片頭痛予防治療を行っています。慢性的な片頭痛に悩まされている方や、既存の片頭痛治療薬では効果が十分な効果が得られない方に推奨されます。
CGRP関連抗体製剤とは
片頭痛の病態において、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(Calcitonin gene-related peptide:CGRP)が重要な役割を占めることが明らかとなり、このCGRPを標的とした治療薬の開発が進められてきました。
CGRPは、三叉神経節や硬膜上の三叉神経末梢に存在する神経ペプチドであり、過剰に発現すると血管拡張作用や神経原性炎症を介して片頭痛発作を引き起こします〈三叉神経血管説〉。CGRP関連抗体製剤は、このCGRP活性を阻害することで片頭痛発作の発症を抑制する効果が期待されます。
抗CGRP抗体としてガルカネズマブ(エムガルティ®)、フレマネズマブ(アジョビ®)、抗CGRP受容体抗体としてエレヌマブ(アイモビーグ®)があります。ガルカネズマブ、フレマネズマブがCGRPに選択的に結合してCGRPの生理活性を阻害する抗CGRPモノクローナル抗体であるのに対して、エレヌマブはCGRP受容体を特異的に阻害することでCGRP受容体シグナルの伝達を阻害する、抗CGRP受容体モノクローナル抗体です。

CGRP関連抗体製剤の種類
本邦では、2021年に3剤のCGRP関連抗体製剤が承認され、販売開始されています。
製品名 | エムガルティ® | アジョビ® | アイモビーグ® |
一般名 | ガルカネズマブ | フレマネズマブ | エレヌマブ |
剤形 | オートインジェクター シリンジ |
オートインジェクター シリンジ |
ペン |
作用機序 | ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体 | ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体 | 抗CGRP完全ヒトモノクローナル抗体 |
抗体アイソタイプ | ヒト化IgG4 | ヒト化IgG2a | ヒトIgG2 |
投与経路 | 皮下注射 | 皮下注射 | 皮下注射 |
用法用量 | 初回2本投与 以降1か月間隔 1本ずつ |
4週間隔 1本ずつ 又は 12週間隔 3本ずつ |
4週間隔 1本ずつ |
在宅皮下注射 | 可 | 可 | 可 |
注射部位 | 腹部、大腿部、上腕部、臀部 | 腹部、大腿部、上腕部 | 腹部、大腿部、上腕部 |
薬価 | 42,451円 | 39,064円 | 38,980円 |
費用 保険適用 3割負担 |
初回 約25,400円 2回目以降 約12,700円 |
4週間隔 約11,700円 12週間隔 約35,100円 |
約11,700円 |
副作用 | 注射部位疼痛、注射部位反応 (紅斑、掻痒感、内出血、腫脹等) |
注射部位疼痛、注射部位反応 (紅斑、掻痒感、内出血、腫脹等) |
便秘、傾眠 注射部位反応 (紅斑、掻痒感、内出血、腫脹等) |
治療対象について
厚生労働省の最適使用推進ガイドラインに則り、投与の要否の判断にあたっては、以下の1~4を満たすことを条件としています。
- 国際頭痛分類を参考に十分な診療を実施し、前兆のある又は前兆のない片頭痛の発作が月に複数回以上発現している、又は慢性片頭痛であることが確認されていること
- 本剤の投与開始前 3カ月以上において、1 カ月あたりの片頭痛が平均4日以上
- 睡眠、食生活の指導、適正体重の維持、ストレスマネジメント等の非薬物療法及び片頭痛発作の急性期治療等を既に実施しており、それらの治療を適切に行っても日常生活に支障をきたしている
- 既承認の片頭痛発作の発症抑制薬(プロプラノロール塩酸塩、バルプロ酸 ナトリウム、ロメリジン塩酸塩等)のいずれかが、以下の①~③のうちの1つ以上の理由によって使用または継続できない
- ① 効果が十分に得られない
- ② 忍容性が低い
- ③ 禁忌又は副作用等の観点から安全性への強い懸念がある
- ※ 当院では、18歳未満の方への投与は行っていません。
- ※ 妊娠中・授乳中の方につきましては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断できない場合には投与をいたしません。
付加給付金制度について
付加給付制度とは、一部の健康保険組合や共済組合が独自に設けている制度で、医療費の自己負担額が一定の限度額を超えた場合、その超過分が払い戻されます。
付加給付制度の自己負担限度額は健康保険組合によって異なります。また、すべての健康保険組合がこの制度を提供しているわけではないため、ご加入されている保険組合にお問い合わせください。
保険番号の上2桁が「06」、または「31,32,33,34」「63,72,73,74,75」の場合、該当する可能性があります。
なお、国民健康保険には付加給付制度がありませんのでご注意ください。
エムガルディ(ガルカネズマブ)
エムガルティは、ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体で、新規作用機序をもつ片頭痛発作の発症を抑制する薬剤として開発されました。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)は片頭痛発作時に上昇することが知られており、本剤はCGRPに選択的な結合親和性を有し、その活性を阻害することで、片頭痛発作の発症を抑制することが期待されます。
投与方法
初回に2本(ローディングドーズ※)、以降は1ヵ月毎に1本皮下注射します。初回のローディングドーズ投与によって速やかに血中濃度が定常状態に到達し、早期から効果を発現することが期待できます。

国内臨床試験
反復性片頭痛患者を対象とした国内第Ⅱ相試験(CGAN試験)において、エムガルディ120mg投与群では4週間あたりの片頭痛日数が3.60日減少しプラセボ投与群0.59日と比較し有意に改善が認められました。また、4 週間あたりの片頭痛日数が50%以上減少した患者の割合は49.8%を示しました。
反復性片頭痛、慢性片頭痛に対する第Ⅲ相非盲検長期投与試験(CGAP 試験)では、有効性と安全性が確認されています。
期待できる効果
- 片頭痛日数が減少する
- 急性期治療薬※の使用日数が減少する ※頭痛時に使用する薬
- 頭痛の持続時間が短縮する
副作用
注射部位反応(痛み、発赤、かゆみ、内出血、腫れ)がみられることがあります。多くの場合、注射した当日に出現し、数日以内に消失します。
稀な副作用として、重篤な過敏症が起こることがあります。以下のような症状が生じた時は速やかに医療機関を受診する必要があります。
- 皮膚症状(発疹や痒み)
- 呼吸困難、動悸
- 顔面や口唇、喉の腫脹
- 悪寒、発汗、発熱
- ふらつき、意識が朦朧とする
料金
エムガルディ1本あたり 約12,700円(保険3割負担)
アジョビ (フレマネズマブ)
CGRPを標的としたヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤で、片頭痛発作の発症抑制を目的に使用されます。
作用機序

投与方法
4週間ごとに1本、あるいは12週間ごとに3本皮下注射(上腕部、腹部、大腿部)のいずれかです。
症状やライフスタイルに応じて、通院での注射と在宅皮下注射の2種類の投与方法が選択できます。
※「12週間ごとの3本皮下注射」による在宅皮下注射は選択できません。

臨床試験
反復性片頭痛患者(4週間当たりの頭痛日数が6日以上14日以下かつ片頭痛日数が4日以上)を対象とした12週間のプラセボ対照二重盲検比較試験において、初回投与後12週での4週間当たりの片頭痛日数の変化量は、プラセボ群と比べ有意な減少が示されました。
慢性片頭痛患者(4週間当たりの頭痛日数が15日以上かつ片頭痛日数が8日以上)を対象とした12週間のプラセボ対照二重盲検比較試験において、初回投与後12週での4週間当たりの中等度以上の頭痛日数の変化量は、プラセボ群と比べ有意な減少が示されました。
副作用
主な副作用は注射部位の疼痛、紅斑、硬結、痒み、発疹です。
重篤な過敏症反応が稀に生じる場合があります。異常が生じた場合は速やかに医療機関を受診して下さい。
料金
アジョビ1本あたり 約11,700円(保険3割負担)
アイモビーグ(エレヌマブ)
アイモビーグは、片頭痛の病態形成に中心的役割を果たすカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の受容体を選択的に阻害する唯一の完全ヒトモノクローナル抗体製剤です。®
作用機序

カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)は、三叉神経の末端から放出され、血管周囲の神経原性炎症、血管の拡張、神経の興奮を惹起することにより、片頭痛発作の一因となると考えられています。
アイモビーグは、CGRP受容体に選択的かつ高い親和性で結合することにより、その作用を発揮します。
投与方法
4週間に1回投与します。上腕部、大腿部、腹部に皮下注射します。

臨床試験
日本人反復性片頭痛患者及び慢性片頭痛患者を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対象試験(国内第Ⅲ相試験)において、投与開始から4、5、6ヶ月目における平均月間片頭痛日数の変化量は、本剤70mg投与群で–3.60日であり、プラセボ群の–1.98日と比較し有意に減少し(P<0.001)、アイモビーグ群のプラセボ群に対する優越性が検証されました。
副作用
発疹、血管浮腫、アナフィラキシーを含む重篤な過敏症反応があらわれることがあります。
重篤な合併症(腸閉塞、糞塊、腹部膨満及びイレウス等)を伴う便秘があらわれることがあります。
その他の副作用として、注射部位反応(疼痛、紅斑、腫脹、掻痒感など)、便秘、傾眠があります。
重篤な副作用が生じた場合は、直ぐに医療機関を受診する必要があります。
料金
アイモビーグ 1本あたり 11,700円(保険3割負担)