Q）膝専門外来では、どのような症状を診てもらえますか？

A） 膝の痛み、腫れ、水がたまる、動かしづらい、引っかかる、正座ができない、歩行時の違和感など、膝に関するあらゆる症状が対象です。スポーツ外傷から加齢による変形性膝関節症まで、幅広い年齢層に対応しています。

Q）どのような検査が受けられますか？

A）必要に応じて、X線、MRI、CT、超音波検査などを実施します。特に半月板損傷や靭帯損傷、関節軟骨の評価にはMRIが有効です。当院はCT・MRIを院内完備しており、迅速な検査・診断が可能です。

Q）初診時に用意するものはありますか？

A）マイナ保険証もしくは健康保険証をお持ちください。可能であれば、これまでの画像（X線・MRIなど）や情報提供書があると、よりスムーズに診断が進みます。膝の出しやすい服装で来ていただくことをお願いしております。

Q）手術以外の治療はありますか？

A）はい。薬物療法、ヒアルロン酸注射、リハビリテーション、装具療法、体重管理といった保存的治療を段階的に行います。年齢・活動レベル・生活背景・ご希望などを考慮し一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。

Q）手術が必要になった場合はどうなりますか？

A）通常、やよいがおか鹿毛病院、福岡リハビリテーション病院にて手術を行っています。患者様と相談のうえ、他の連携病院をご案内することも可能です。術後は当院でリハビリを行える体制を整えており、症状の改善から機能回復、社会復帰に至るまで一貫してサポートいたします。

Q）子どもの膝の痛みも診察できますか？

Ａ）はい、当院はお子さまの膝の痛みにも対応しています。成長期には、骨や軟骨が未熟なため膝に特有なトラブルが起こりやすくなります。たとえば、スポーツによるオスグッド病（膝蓋靭帯炎）、成長軟骨の炎症や剥がれによる骨端症・骨軟骨障害、半月板損傷や靭帯損傷などの外傷、膝蓋骨の脱臼癖や不安定性、成長痛と区別が必要な炎症性疾患などがあげられます。

成長痛として見過ごすのではなく、正確な診断と早期の対処が将来的な関節機能を守るうえでも非常に大切です。当院ではお子さまの年齢や発育状況に合わせて診察、検査、リハビリ指導を行っています。学校生活やスポーツ活動との両立も含めて丁寧に対応いたします。気になる症状やご心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。