頭が痛い
誰もが一度は頭痛を経験したことがあることでしょう。発熱時の頭の痛み、スマートフォンの見すぎや長時間のデスクワークで首コリに伴う後頭部の鈍痛、生理前後に起こるズキズキする痛み、飲みすぎた翌朝の二日酔いでにガンガンする痛み、かき氷を食べたときのキーンとする痛み・・・ このように頭痛は日常生活の様々な場面で起こり得るものであり、多くの人が「よくあること」と軽く見てしまいがちです。
国際頭痛分類には、300種類を超える頭痛が掲載されていますが、それらは一次性頭痛と二次性頭痛の大きく2つに分類されます。一次性頭痛とは、他にはっきりとした原因や疾患が見当たらないものです。一方、二次性頭痛とは、他の疾患が原因となって起こる頭痛で、中には生命を脅かす疾患も多く含まれています。にもかかわらず、「たかが頭痛」と市販薬で対処し医療機関を受診しない方は7割にも及ぶのが現状です。このような認識の誤りが、適切な治療の遅れや深刻な結果を招いてしまうこととなります。
当院では脳神経外科専門医が詳細な問診と診察を行い、加えてCT・MRIによる画像検査を迅速に実施します。正確な診断に基づき、一人ひとりに最適な治療法をご提案します。内服治療、生活習慣の見直し、さらには専門的な治療まで、安心してご相談いただける体制を整えています。
以下に該当する方は、受診が必要です。
直ぐに受診が必要な場合
- 突然の激しい頭痛
- いつもの頭痛とは異なる頭痛
- 頭痛以外の症状を伴っている(嘔気、顔や手足の痺れ・麻痺、言語障害、視障害など)
早めに受診した方がよい場合
- これまで頭痛で病院を受診したことがない
- 市販薬で我慢している
- 頭痛の頻度が増えている
- 繰り返す頭痛のために日常生活に支障がある
- 頭痛薬を服用しても改善しない
- 頭痛薬が手放せない、薬がないと不安
- 低用量ピルを内服中の頭痛
- 生理前後にいつも頭痛が起こる