もの忘れ
「人の名前が出てこない」「何度も同じことを聞いてしまう」 このようなことは、加齢とともに多く方が感じる変化です。
しかし、「加齢によるもの忘れ」と「認知症の初期症状」には違いがあります。
加齢によるもの忘れの特徴
- 経験した出来事の一部を忘れる(e.g., 買うつもりだった品を買い忘れる)
- ヒントがあれば思い出せる
- 日常生活には大きな支障がない
認知症によるもの忘れの特徴
- 経験そのものを忘れる(e.g., 買物に行ったこと自体を忘れる)
- ヒントを出しても思い出せない
- 時間や場所、人の認識に混乱がみられる
- 生活に支障が出ている
以下のような症状があるときは早めの受診をお勧めします
- 同じ質問や話を何度も繰り返す
- 約束の日時や場所を頻繁に間違える
- 財布や鍵など物の置き場所がわからなくなる
- 計算など、今までできていたことが難しくなる
- 意欲の低下、以前楽しんでいたことに興味がなくなる
認知症は早期診断・早期対応により、進行を遅らせる治療や生活支援が可能です。
ご心配なことがある場合は、お気軽にご相談ください。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談もお受けしています。