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てんかん

てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することにより、反復性の発作を引き起こす慢性の脳疾患です。発作は突然に起こり、意識障害、運動異常、感覚異常など多彩な症状を呈します。日本では、人口の約1%(約100万人)が罹患していると推定されています 。

診断

脳波

てんかんの診断および治療方針の決定において極めて重要な検査です。てんかん性放電の検出により、発作型の分類、抗てんかん薬の選択や難治例における外科的治療の適応判断に有用な情報を得ることができます。
1回の検査で異常が検出されない場合でも、てんかんを否定することはできません。
脳波の検査回数を重ねるほどてんかん性放電が記録される割合が増えるとの報告があります。

MRI

器質的病変の検出:海馬硬化、皮質形成異常、低形成、腫瘍、血管奇形、外傷後変化外科的治療の適応評価:薬剤抵抗性てんかん患者における焦点の局在診断

FDG-PET

脳の糖代謝活性を可視化することで、てんかん焦点の特定に寄与します。発作間欠期(発作と発作の間の安定期)において、てんかん焦点部位では糖代謝の低下(低集積)が観察されることが多く、これが焦点の局在診断に役立ちます。特に、MRIや脳波検査で焦点が明確でない場合に、FDG-PETは補助的な情報を提供します。

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